レジ袋有料化の真の目的とは何か
ヴィーガンといえば「意識高い系」とか「環境問題にうるさい人」とか思われそうですが、実は僕自身、全くそんなことはありません。笑
もちろん、ヴィーガン界隈にはそういう(環境問題に敏感な)人は多いです。
レジ袋有料化が始まる際には様々な種類のマイバッグをSNSなどで声高々に紹介している人もいました。笑
そういう人達の中には
レジ袋→プラスチックゴミ→環境破壊ガー!!
とか
レジ袋を燃やすとダイオキシンが発生するから環境ガー!
というような思考を持っている人は少なくありません。
もちろん環境問題に意識を向けることは大切です。
しかし、レジ袋ってそんなに「悪」でしょうか?
僕の中でずっとそこが引っかかっていたので今回は「レジ袋有料化」について書くことにしました。
まぁ、あくまで参考程度ということで鵜呑みにせず、暇つぶしにどうぞ 笑
レジ袋は 豆腐でいえば「おから」みたいなもの?
このレジ袋(ポリエチレン)、実はものすごく優れた製品だったりします。
ポリエチレンとは
石油を精製した際の余りもので、本来燃やされていたものを技術によって利用できるようにしたもの。(ざっくりいうと、ガソリン等を作ったときに出る副産物)
つまり、もともと捨てていたものを有効活用したものがレジ袋ということです。
(豆腐でいうと「おから」みたいなものといえば分かりやすいでしょうか)
え!?エコじゃん!みたいな 笑
よって、レジ袋の使用を削減したからといって石油資源の節約になるか?といわれたら、答えはNO。
レジ袋を作ろうが作るまいが排出されるCO2の量は変わらないわけです。
また、
ポリエステル100%のマイバッグと
ポリエチレン100%のレジ袋
それぞれ1袋について、原料の採掘から焼却処分するまでにどのくらい二酸化炭素を排出するか計算したところ、マイバッグはレジ袋の約50倍も排出するのだとか。
★豆知識
・ポリエチレンを燃やしてもダイオキシンは発生しない
・ポリ袋はゴミを燃やす際の「燃料補助剤」としての役割もある
・ポリ袋は紙袋に対し70%程度のエネルギーで製造が可能
(しかもポリ袋の製造に必要な水の量は紙袋の25分の1)
レジ袋をなくしても意味がない!?
7月29日、小泉(セクシー進次郎) 環境大臣は
「レジ袋を全部無くしたところで、プラスチックごみの問題は解決しません。それが目的ではありません。この有料化をきっかけに、なぜプラスチック素材が世界中の問題となって取り組まれているのか、そこに問題意識を持って一人ひとりが始められる行動につなげてもらいたい。是非ご理解いただけるように引き続き努力をしたい。」
と発言。。。
いや、もちろん プラスチックによる海洋ゴミなどに対して一人でも多くの人が問題意識を持つことは大事なことだし、そこは賛同します。
しかし、ただでさえこのコロナ禍で景気が悪くなっているというのに、ゴミ袋を有料化してそれを訴えるのは少々やり方が強引ではないでしょうか。
「問題意識を持つ行動につなげる」ことが目的なら何も有料化せずともマイバッグ持参でポイント付与とか数円値引きという、もとから採用されていた手法でもいいわけで。
この実質「増税」ともいえるような「強制的な有料化」によって多くの国民から反発を招いているわけですが、個人的にはこの政策における真の狙いは別にあると思っています。それについては後述しますね。
海洋ゴミと環境問題

H30.9 環境省「海洋ごみをめぐる最近の動向」より抜粋
上の表をご覧いただくと分かる通り、日本における海洋に流出したプラごみの発生量は30位と世界規模でみれば圧倒的に少量です。
(だからといって海洋ゴミを気にしなくていいとは言いませんよ)
更に下の表にある国内の漂着ごみにおけるポリ袋の割合をみると、、、
容積で0.3%!!
敢えて単純な発想をすると、ポリ袋を有料化の対象とする必要あるの?と思わずにはいられません。
まるで乾いた雑巾を絞るようなものです。

上記同資料より抜粋
レジ袋有料化による弊害
今回の有料化により、巷では様々な問題が起きているようです。
・万引きの増加
・購買意欲の低下
・会計時の作業負担やトラブル
など
そもそもレジ袋を無償で配布していたのは「万引き対策」の一環だったという説があります。
なのにそれを止めたんだから、万引きが増えたという話も頷けます。
余談ですが、今回のコロナ禍で欧米ではレジ袋の有料化を中止しました。
繰り返し使用するマイバッグが原因でレジのスタッフが感染しないようにとの配慮があってのことらしいですが、さすが日本。逆行してますね〜 笑
本当の目的?
いまいち納得できない理由で開始されたレジ袋有料化、真の目的といわれているのが「利権」です。
今回のレジ袋有料化において「無料対象」となるレジ袋のひとつに「バイオマスプラスチック レジ袋」があります。
これがまたクセモノで細かい説明は割愛しますが、バイオマスプラスチックの認証を取得した袋が対象となります。
認証するには何かしらの組織が存在するわけですが「JBPA 日本バイオプラスチック協会」と「一般社団法人日本有機資源協会」がそれにあたります。
特にこの「日本バイオプラスチック協会」という組織は、経産省の天下り先や関係企業の利権団体として作ったと囁かれています。
よくあるパターンですね。
こうした団体を設立するためには、社会に対して聞こえの良い目的が必要で、今回はプラスチックゴミを減らすという名目が利用されたわけです。
そして団体の設立に税金が使用されていることを我々国民は忘れてはなりません。
その他にも「炭素税」導入への布石か!?ともいわれていますね。
コロナによる経済悪化を懸念して炭素税導入は見送ったくせにレジ袋は有料化。
財務省や経産省はとにかくあらゆる手段で国民から税金を搾取したいようです。
まるで「環境を保全する為ならお金がかかっても仕方ない」ということを消費者に慣れさせつつ、今回のレジ袋でどれだけ国民から反響が出るか様子を見ているようにしかみえません。
また、世間を騒がせている「日本学術会議」がレジ袋有料化を政府に提言した。という噂もあります。
何れにせよ国民からお金をとって自分たちの肥やしにすることしか考えていない連中が多いということだけは確かです 笑
問題の表と裏を考える
今回の有料化により紙袋に切り替えたショップも多いようですが、紙袋はプラスチックより重いため輸送時のエネルギーがかかります。
また食品の場合、プラスチック包装の方が長持ちして食品ロスが減るメリットもあります。
ヴィーガン界隈には野菜のプラ包装に対して過剰包装だ!という人が多いですが、プラ製の袋に包んだきゅうりは14日以上長持ちするというデータもあることから、一概に過剰包装が「悪」とはいえません。
一時期、ストローが刺さったウミガメの映像が問題になり紙製のストローが脚光を浴びたことがありました。
しかし重油まみれの海鳥が、実はプロパガンダ目的の自作自演だったという前例もあることから、ウミガメの件もマッチポンプだともいわれています。
何が言いたいのかというと 笑
環境問題や地球温暖化など、操作する側からすれば都合のいいワードはいっぱいあるわけで、そういう問題の表面だけをみて安易に判断したり、ニュースなどの情報をそのまま鵜呑みにするのは危険だということです。
同調圧力に弱く、おとなしい日本国民はうまいこと利用されていることにそろそろ気づかなければいけないのではないでしょうか。